長年 付き合ってきた 相棒との 別れ


      


 JBL, アルテック、 タンノイ 昔からのあこがれの、スピーカーです。
現在使っているのは、40年前の、パイオニアのPAX-A20 という、マルチセルラホーンの同軸20Cmのスピーカーユニットを、
60年位前に作られたと思われる、OKADAのスピーカーケース。 ビンテージ物といえば、響きは良いのですが ・・・
 OKADAは、1950年くらいの、電気雑誌にCMを見ることが出来ます。
オカダケースという会社が作っていたようで、真空管のラジオのケースとして、大手の会社にも納入していたようです。
オカダケースが、作っていたスピーカーボックスの中でも、今私が使っているのは、大型の部類でしょう。
高さ 106cm、 幅 77cm、 奥行き 49cm。 重さ 39Kg.
タンノイの、オートグラフに似た、形をしています。
ただし、バックロードホーンではなく、ただのバスレフの箱です。
1950年当時、ステレオではなく、モノラルの時代でした。低音を出し、音を広がらせるように、
部屋のコーナーに、置いたのだと思います。部屋の角に置けるように、後ろは、三角形になっています。
モノラルの時代ですから、私のように、左右2台揃っているのは、日本でも、もう無いのではないでしょうか ?

 ですから、次には、タンノイのオートグラフが、欲しかったのですが、昔も高価でしたが、
30年経った今でも、中古でも、おいそれと手が出せない価格です。
そんな思いになっていた時、「タンノイのエジンバラ」という、本に出会いました。
普段小説は、余り読むことが無い私ですが、一気に読みました。
内容は、何てこと無いものでしたが、瀬奈という、女の子が、

タンノイの「エジンバラ」という、スピーカーで音楽を鳴らしてみると、

    「なにこれ、うちのと違う」
          「すごいね。すごくいいね」

という、場面がある。 タンノイのエジンバラ という、スピーカーの、選択肢もありか ?

 調べてみると、エジンバラなら、なんとか購入できそうな価格です。20年以上前の製品ですが、
今使っている40−60年前のと比べると、新品と思っても良いかも ?

 ・・・ で、我家に、やってくることになりました。